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宮乃餅、復権 お土産ショップで一番人気 製造元も「予想外」 栃木(産経新聞)

 宇都宮市のアンテナショップ「宮カフェ」(同市江野町)で、かつては宇都宮の土産物の定番だった和菓子「宮乃餅(みやのもち)」が、意外な人気を集めている。同店1階の土産品ショップ「@miya」では、1200はあるアイテムの中で売り上げ1位に輝いた。この結果に、店側も製造元も「全く予想していなかった」とうれしい悲鳴を上げている。

 「宮乃餅」は、もち米や水あめ、グラニュー糖からつくる「求肥もち」の和菓子。柔らかい口当たりで、素朴な甘さが口いっぱいに広がる。明治天皇に献上されたほどの有名な和菓子で、約20年前までは「宮の土産は宮乃餅」と言われるほど、宇都宮の土産物の定番だった。

 だが、「冷凍ギョーザ」や「かんぴょうパイ」といった新たな土産物の登場で、定番の座を譲り、次第に隅に追いやられていた。「宮カフェ」を訪れる20〜30代の若い世代には「宮乃餅」を知らない市民も多いという。

 「@miya」が、昨年11月のオープンから先月末までの売り上げを集計したところ、同店が取り扱う1200アイテムの中で、「宮乃餅」が売り上げ1位に輝いた。1カ月に100〜150箱は売れているという。購入層は50〜60代の地元女性が多いとみられるが、口々に「懐かしい」「昔よく食べたわね」と言いながら、自分用や土産用に買っていくという。

 「宮乃餅」の製造元の「池田屋」(宇都宮市)はこの人気ぶりに「全く予想していなかった。何かの間違いではと思ったほど」と驚きを隠さない。

 「@miya」の佐藤智也店長も「宇都宮の野菜や洋菓子が主力商品になると思っていたので、この結果には驚いている。だが、市民が宇都宮の良さを再発見してくれているようでうれしい」と話している。

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